心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~

加賀さんはふぅ、と息を吐き出した。







「俺、留年しちゃおうかな………」













…………………………は?





はぁ??







脈絡なさすぎて、あたしは返事ができなかった。




加賀さんはちらりとこっちを見てから、近くの木の根元に視線を移した。








「だってさ、そうしたら、同じクラスになったら、毎日いつでもみゆちゃんといれるじゃん。


みゆちゃんが他の男と喋ったりしないように、見張ってられるしさ………」








えぇっ!?



一体なにを言い出すんだい、このお人は……。





あたしはぽかんと口を開けたまま呆然とした。







「俺、いやなんだよ。


みゆちゃんが、他の奴と仲良くするの。



俺が見てないところで、浮気されても分かんないってことだろ?」







「う、浮気、って……。


あたし、そんなことしてません!!



ほんとに、期末テストがやばいから、勉強してただけですっ!!」







あたしは必死に弁明しようとしたけど、加賀さんは硬い表情のままだった。