心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~

すると。





「みゆっ!!!」





カガが、周りの生徒たちも驚いてこっちを見るくらいの大声で叫んだ。



みゆちゃんはびくりと目を丸くして、カガを見つめる。






「………ちょっと、ついてこい!」






カガは、怯えたように肩を竦めるみーちゃんのか細い右腕を手荒く掴んだ。






「っ、たっ!」






顔をしかめたみーちゃんの甲高い声を聞いて、僕は反射的にカガの手首をつかみ、みーちゃんから引き離した。





カガは少し驚いたように僕を見上げた。




その顔を、僕は思い切り見下ろす。







「………痛がってるでしょう。


大事なみーちゃんに、乱暴なことしないでくださいよ」







カガは少し視線を泳がせて、今度はおずおずとみーちゃんの手を握り、そのまま教室を後にした。








ーーーねぇ、みーちゃん。





そろそろ、潮時なんじゃないの?




自分の心にちゃんと向き合って、決断しなきゃ。





………じゃないと、手遅れになっても、知らないよ?