心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~

「あ、ううううう、うん!



メールより電話のほうが、伝わりやすいかな〜と」







頭を掻きながら答えると。




カナタは今度は、机の上にある教科書とノートの方に目を向けた。







「………なに、これ?」







低ーい声で、ぼそりと。







「………みーちゃん。



ぜんぜん、進んでないじゃない。


一問も。



43ページまで終わらせなきゃ、ごはんはおあずけだって、言ったよね?」








あっ!!




や、やばい!!!







「電話してたから?


………ずいぶんな長電話だったんだねえ???」







カナタは、お盆を持って立ったまま、にぃ、っと笑った。




ああ、悪魔の微笑みって、きっとこういう笑い方なんでしょうね………。





でも、悪魔の笑みとは裏腹に、とぉっても美味しそうな香りが、カナタの方から漂ってくる。






あ〜、いいにおい〜。




くんくん。






我慢できずに、あたしは鼻を近づけていった。