心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~

《………家庭、教師?》






「は、はい!!


そうなんですよっ!!



もう、全教科全範囲見てもらうんで、毎日、みっちり3時間は必要じゃなかろうかと!!



なので、学校おわったらすぐ帰らないといけないんです」







加賀さんは、しばらく沈黙していた。



そして、やっぱりどこか無感情な声で話し出した。







《………そう。


それなら、しかたないな。


俺は、テスト前だけど来週試合あるから、部活やすめないし。


だから、一緒には帰れないもんな》








あ、よかった。



加賀さん、分かってくれた。




さすが、キャプテン任されるだけあって、人間できてるね。



誰かさんとは大違いだね。







「はい、そうなんです。


ほんとに申し訳ないんですけど」







あたしがほっとして謝ると、加賀さんはまた一瞬沈黙した。







《………ふつうさ。


申し訳ない、じゃなくて、残念、じゃないか?



みゆちゃんは、俺と一緒に帰れないの、俺に対して申し訳ないって思うだけなわけ?


みゆちゃん的には残念でもなんでもない、ってこと?》







加賀さんは、ささやくように言った。




あたしは慌ててしまう。







「ち、違いますよっ!!


もちろん、残念だし、さみしいですよっ!!


でも、勉強しないとやばいんで………」