心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~

うーん、言いにくいなぁ……。



でも、やるときゃやらなきゃ。







「ーーーあのですね。


たいへん申し訳ないんですが………しばらく一緒に帰れそうにないんです」







《………………………………………》









あれ?



電話、きれちゃった??







《……………え?



…………なんだって?》







加賀さんは、ずいぶんたっぷりと間を取ってから、凍りつきそうな声で訊き返してきた。







よかったよかった、電話が切れたわけではなかったらしい。





でも。






ーーーなんか、こわい。





加賀さんの声に、感情がない。






あたしは不可思議な恐怖感を隠すように、あわてて言葉を続けた。







「あの、あたし、ほんとーに期末テストやばそうなんで!!


で、か、かか家庭教師に、ついてもらうことになったんです!!」







あー、我ながら、すごい口から出まかせ。





でも、ちょっと本当のことを言える空気じゃなかったもんで。