心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~

ええっ。



いいのかなぁ。





さすがに、トミタハルコに申し訳ないぞ。





でも、あたし、カナタに教えてもらわなきゃ、赤点→補習→夏休み消失コース確定だしな。







「………すまん、トミタハルコ」







あっ、声に出ちゃった。







「え?」







階段を先に昇っていたカナタが振り返る。







「なに? トミタ?


………あぁ、トミタハルコね」







カナタはなぜか斜め上を見あげて、首を振ってから、また上り始めた。





えっ、なんかコメントないわけ?




カノジョがいるのに他の女の子と家で二人きりとか………。





カナタってば、罪な男だねぇ、まったく。






「みーちゃん、くだらないこと考えてないで、早く来なよ。


寸暇を惜しんで勉学すべし!」






「………はーい……」