心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~

カナタはあたしを安心させるように口許を緩めた。







「僕は別に、みーちゃんさえいいなら、いくらでも教えてあげるよ。


だって、古典だけじゃなくって、他の教科もちゃんとやっとかなきゃ。



みーちゃん、むしろ国語はまだマシな方じゃない。


数学とか物理とか、たぶん理解にもっと時間かかるよ?」








ーーーああっ、悪魔の甘い囁き………。





ねえ、神さま。



あたし、カナタに、そんなに甘えちゃっていいんでしょうか?







………いいですよね。




だって、ただの幼馴染だし。






ギブアンドテイク、持ちつ持たれつ。




ま、あたしはカナタにギブしたり持ったりしてあげることはないんだけどさ。








「………お言葉に甘えて、これから一週間、毎日みっちり御指導たまわりたく存じますっ!!」








カナタはにやりと笑った。







「じゃ、さっそく、今からうちに行こっか?



そろそろ教室も施錠の時間だろうし」







「御意にございますっ!!」