心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~

あたしは、とりあえず、その日の授業を真面目に聞いてみることにした。





古典の城内先生が、黒板に美文字ですらすらと文章を書いていく。







「男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり。………」








ほうほう。



『土佐日記』の冒頭文ですな。




知ってますとも。



紀貫之さんが、女のふりして書いた日記なんだよね?





なんだっけ、仮名は女文字って言われてて、男が使うもんじゃなかったから、仮名で日記を書きたかった貫之さんは、女が書いた日記っていう体裁にしたんだよね。






うーん、おもしろい発想だね。



なかなかアヴァンギャルドじゃん。






それにしてもなになにー、あたし、詳しいじゃん!!




こんだけ分かってたら、期末考査も心配ないんじゃね??