心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~

公太さんは、後ろ向きに手を振りながら去って行った。







「彰〜!


そんなにみゆちゃんのこと大事なら、ちゃんと手つないどけよ〜!!


いつどこからさらわれるか分かんないからな〜!!


じゃーな〜 !!」







という、捨て台詞を残して。




加賀さんは、「余計なお世話だ、ばかやろ〜!!」と叫び返した。









………なに?



なんですか??





この、絵に描いたような、漫画に出てきそうな、思春期の少年たちのさわやかな青春の一コマ的シーンは。




あたしは思わずうなだれてしまった。







そんなあたしの内心には、まったく気づかない様子で、加賀さんは妙に嬉しそうな顔で、あたしを覗き込んできた。







「ね、みゆちゃん」







あたしは、「はい?」と加賀さんを見上げた。