心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~

そのとき加賀さんが唐突に、あたしの両肩をつかんで自分の方に引き寄せた。






「わっ!!」






あたしは驚いて叫んだ。



でも加賀さんはお構いなしに、部活仲間のほうを見ている。







「公太、いくらかわいいからって、みゆちゃんにちょっかい出すなよな!


この子は俺のものなんだから!!」







すると公太さんは、さもおかしそうに笑った。







「なんだよ彰、お前、みゆちゃんに惚れきってんだな〜。


あー、あっつい、あっつい!!


こんなお熱いラブラブカップルの近くにいたら、俺まで火傷しちゃうわ〜。



ではこれにて、退散させていただきますっ!!」








マシンガン公太さんは自転車のペダルに足をかけた。







「あーそーだよ!!


せっかくみゆちゃんと二人で帰ってんだから、邪魔すんな、しっしっ!!」







加賀さんも笑いながら追い払う仕草をした。