心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~

どうやら嫉妬なるものをされているらしいことが分かり、あたしはどう対応すべきか戸惑ってしまった。





なので、とりあえず、マンガとかテレビドラマとかを思い出して、真似してみることにする。








「何いってんですか、加賀さん!!


あんな奴、ただの腐れ縁ですよ!


男として意識なんてしてません!!



たまたま帰る方向も時間も同じだから、一緒に帰ってるだけですよっ」









………うん。



こんな感じで如何でしょうか。




別に、嘘ついてるわけでもないし。





加賀さんはあたしの表情を確かめるように、長身を屈めてあたしの顔を覗き込んできた。








「………ほんとに?」







お、なかなか疑り深いですな。



本当ですとも。







「もちろんです」







あたしは加賀さんを見上げてこくりと頷いた。