心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~

「でもっ!!!


付き合ってるなら一緒に帰るのが礼儀ってもんでしょ!!!」







「だって、帰り道が全然ちがうんだもん。



あっちは、西中のほうに帰るっていうから、駅とは反対側でしょ?


僕とは真逆の方向に帰るの。


だから、一緒に帰るわけにはいかないでしょ?



それに、向こうを送っていったりしたら、僕は帰るのに倍の時間がかかっちゃうわけで、貴重な時間を無駄にすることなっちゃうもん。


それくらいなら、勉強とか読書に時間を使いたいな、僕は」








カナタはさも当然といった顔で言う。






この、ろくでなしっ!!!




あたしは呆れているのを隠さずに、溜め息を吐き出した。








「……….いや、真逆だとしてもさ。


時間かかっちゃうとしてもさ。



普通は、彼氏が彼女を送ってくでしょ?




それにこの辺、そんなに治安よくないし。


一人で帰らせるの、心配じゃないわけ?」







「いや、それを言うならみーちゃんを一人で帰らせる方が、心配だもん」