心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~

言い切ったあたしに向かって、カナタは目を細めて怒涛の反撃を始めた。







「なに言ってんの? みーちゃん。



時間の流れは、不変のものだよ。



誰と一緒にいるかなんていう条件で、早くなったり遅くなったりなんて、するわけないじゃない」






「……………」







そー来たか、そう。




まぁ、カナタのことだから、そういうこと言っちゃうんじゃないかとは思ってたけどさ。





ほんと、心の機微の分からない奴!!







あまりの融通のきかなさにあたしが呆れているというのに、カナタはさらに続ける。







「あぁ、ただし、アインシュタインの相対性理論において、光だけが唯一不変のもので、光に対しては時間も空間も伸び縮みするってことが、指摘されてはいるけどね。



ただ、それも、僕たちには実感さえできないほどの速さとか重力の大きさによるものだから、僕らの日常生活においては、時間も空間も不変のものだと言って差し障りはないから。




というわけで、みーちゃんのありがたい教えは、全く正当性を立証できないものだよ。





そもそも、句読点を含めて50字以内で簡潔に説明してっていう僕の要求を思い切り無視してたね。



さっきのみーちゃんの言葉は、どう甘く見積もっても、句読点を省いたとしても、50字は大幅に超えてたよね」