心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~

あたしは、なんだか、言葉にできない不思議な気持ちになった。





胸の真ん中あたりを、容赦なくぎゅうぎゅうと、硬くて細い紐で縛り上げられたような、そんな気持ち。







いつも通り、真っ直ぐに前を向いてすたすたと歩くカナタと。




背の高いカナタを見上げるようにしながら、にこにこと話しかけているトミタハルコ。






あたしは思わず目を背け、ついでに顔も背けて、二人に背中を向けた。






…………早く通り過ぎておくれ〜〜!!








だんだんと近づいてくる気配がする。






はーやーくー!!






あたしがぎゅうっと目をつぶって、時が過ぎるのを待っていた、そのとき。







「あ。みーちゃん。」








カナタの能天気な声が降ってきた。