心底、不思議。~毒舌カナタとひねくれみーちゃん~

こーいう態度は、先生たちからしたら面白くないらしく、課題を期限までに出せ、じゃないとテストの平常点を引くぞ、と脅してくる。





でもねぇ。


やる意味があるのかないのか分からない、頭を使わずに手を動かすだけみたいな、まるで仏教の苦行みたいな宿題だされると、こっちもやる気にならないってもんですよ。





ただ今日は、余計なこと考えたくなかったから、宿題でもやって時間をつぶそうかな、って思ったわけ。





50個の英単語をそれぞれ10回ずつ書くっていう謎の修行に耐えていると、少し開けた窓の向こう、椎名家の玄関のドアが開いて閉じる音がした。





あ、まさか。




思わず聞き耳を立ててしまう。




階段を登る足音のようなものが微かに聞こえた。





ちらりと目を向けると、カナタの部屋の電気がついた。





あー、今、お帰りですか。


さいですか。