「わ………私は……ここの生徒です。」




「知ってる。制服見ればわかるよ。」




「……」




「この落ちてる眼鏡。君のだよね?」



俺は、前に眼鏡女がかけていた分厚い眼鏡が、美少女の座っている椅子の下に落ちているのを見つけ、
拾って聞いた。




「っ………」




案の定、反応からしてこの美少女の物のようだ。




「椅子の下に落ちてたけど…
君のだよね?」




俺は白い王子風に同じ事をもう一度聞く。




「わ…私の…じゃ……

私のです。」




一度は抵抗しようとしたようだが、認めたようだ。