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眼鏡女と昼休みに狸寝入りの状態で会った日から2日がたった。


この2日間、眼鏡女は図書館に姿を現さなかった。

まぁ今日も来ないだろう。
と思って、俺は図書館に向かっていた。




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俺がテリトリーとしている図書館の階の扉を開ける。
すると、初めて図書館で、眼鏡女と出会った席に、誰かが腰掛けていた。



眼鏡女ではなかった。
その子は眼鏡をしていなかった。

彼女は椅子に浅く腰掛け、うつむいて寝ていた。



最近は珍しい。
この図書館にくる人が2人もいる。


顔を見てやろうと、俺は下から覗きこんだ。