次の日の昼休み、俺はいつもながら図書館で寝ていた。
眠りにつこうとしていた頃、
また、滅多に誰もこないこの階の扉の開く音がした。



俺はあえて起きていないふりをした。
わざと音を立てて、誰かがいるということを相手に思わせた。

そして、俺の寝ているところへ、そいつは来た。


やっぱりそいつは眼鏡女だった。


俺は狸寝入りをしていた状態。

眼鏡女は何も言わずに、1.2分、俺の前に立っていたようだ、
するといきなり眼鏡女の携帯の音が鳴り響いた。

眼鏡女は俺の前で電話に出ずに、パタパタと、俺から離れて行く足音がした。



そうして、図書館から出て行く、眼鏡女の後ろ姿を眺めていた。