「ん?まてよ、じゃぁ、圭馬の好きな子と、俺のあった眼鏡女は同一人物か!?」



そーなるよな?俺らを知らない奴が珍しいのなら、同じ人ってのはあり得る事。



「眼鏡女???????」




圭馬は誰だよ眼鏡女ってって、目で見てくる。


あ、そーか、誰と会ったって言ってないんだっけ。




「蒼要が会ったの、いつもの図書室か?」



「そーだよ。
寝てたんだよ、机で……。」



「名前は聞いたのか?」



「聞けなかった。そそくさと帰って行った。」



ここまで言うと、圭馬の女の子の出会いと少し重なるな…
圭馬の会った女の子もそそくさ帰って行っちゃった。って言ってたし。



「どんな子だった?見た目とか…印象とか。」



圭馬も、自分の会った女の子の名前を知らないだけに、俺の話に興味津々みたいだ。



「一言で地味。
分厚ーい眼鏡かけて、髪は長くて固い三つ編みしてたし。それで髪の色が……」




「それはちげーわ(笑)
あの子、眼鏡なんてかけてなかったし、
髪も肩あたりでそんなに長くないと思う。
伸びてるかも知らないけど。」