地味女と優しい王子の共通点






「あぁ……最高の…親友だ」





一番上に、純平の大きな手が重なる





「さ、ご飯食べましょ」





心愛の切り替えの速さには参るよ。
と言う風な顔で私を見る純平と苦笑いする。





「2人してニヤニヤしてきもちわるいぞ!さぁたべよう!」





心愛に指摘はされたものの、気にしない私と純平。
そんななか……。





ガタン!!





「な……なに今の音……」





玄関の方から聞こえたような……。
もしかして……、不審者??





「下がれ……2人とも……」





3人、びっくりして立ち上がって、純平の後ろに回って、下がる…。





だんだん近づいてくる足音。
それも、一つじゃなくて二つくらい…。





「純平……」






「俺が守るから…後ろにいろよ……」