地味女と優しい王子の共通点






なんで純平は無言なんだ…。




「彼氏……、蒼要は?」






純平は動かないで聞いてくる。





「芙夏くん?
今日は私と心愛の2人だけだよ」





「そう…か……」





そう言うと、リビングに戻って行く純平。
なんかさっきからボーッとしてる純平。
何かあったのかな??





私は仕上がった簡単に作った料理をダイニングの机へ運ぶ。






「おいしそう〜♪さすが珠実」





心愛に絶賛されて少し調子に乗る私。





「でしょ?」





「………」






相変わらず純平は無言。





「じゃぁいただきますか!
お菓子もたくさんあるし♪


では!いただきます!!」





「いただきます」






「……」






そう言って食べ始める心愛。
女子とは思えないくらいの食べっぷりです。


でも純平は箸もつけてくれない。

嫌いなものだったかな……。





「純平……嫌いなものだったかな……?」