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「ごめん…遅くなった……」
純平がシャワーを浴びにいって、数十分。
純平がやっとリビングに入ってきた。
「遅いぞ、純平。」
大きな態度でリビングのソファに座る心愛が話す。
「なんでお前はそんなに偉そうなんだよバカ」
「なにがバカだ!」
2人の喧嘩を見るのもいつぶりかな。
と思うと笑えてくる。
「なに笑ってるのよ珠実!」
「ていうか、珠実はなにを……」
私はキッチンにいて、リビングにいる2人を眺めていた。
私がしていること、それはパーティーの料理作り。
「おいしそう…」
純平が私の後ろに回って、覗き込む。
「まだだめだよー、もうすぐ完成だから心愛とあっちでまってて」
「………」

