今日は芙夏君とのデート。
が、一変し、
心愛と純平の家を訪れることにした。
そして実は心愛も杉浦君のデートだったところをドタキャンしたのだ。
なんてったって、今日は……。
「純平、もし家にいなかったらどうする?」
「えー、それは困る。
でも、見つかるまで探す」
純平は家にいるだろうか。
幼なじみ2人の私たちを迎え入れてくれるだろうか。
そう、今日は純平の誕生日なのだ。
このことに気づいたのは昨日。
思い出したのは私。
仲が良かった頃は毎年3人でお祝いしていた。
そしてせっかく仲直りもしたから突然いって驚かせようという魂胆だ。