地味女と優しい王子の共通点






広い部屋の割りに置いてるものが少ない。飾り気のない珠実の部屋。
必要最低限の物しか置いてないそうだ。





「座って?」





珠実の部屋に来たときのいつもの定位置。
ベッドのすぐ横に置いてあるローテーブルに2人ならんでベッドにもたれて座る。
それも右が珠実で左が俺。



でも今日は嫌だな…。





勧められても座らずにいると、どうしたの?という風に珠実が俺の顔を覗く。





「ここに座りな」





そうして俺はいつもの定位置に座り、珠実を俺の足の間に座らす。





「ふっ……芙夏君!?」





「この方が近くて落ち着く……」





目の前には珠実の頭。
シャンプーのいい香りがする。





「恥ずかしいよ…この体制……//」





後ろからでも珠実の顔が赤くなってるのがわかる。
でもこの体制が落ち着く。離したくない。





「話して……珠実」





俺は後ろから包み込むように珠実の胸のしたに腕を回してを抱きしめる。





「うん……」





そうして珠実は覚悟を決めたように話し始めた。