地味女と優しい王子の共通点






「神崎から…珠実と純平の関係と…いざこざがあって…ぐらいまでは…」





心愛はきっと気を使って私の父親の話まではしてなかったみたいだ。

いつか話さないといけない。
私の目尻の傷について。
芙夏君にも知ってもらわないといけない…。






「大丈夫か?顔色悪いぞ……」





「うん……」





父親のことを考えただけでも顔に出ちゃうのか。
でも、ダメだ。話さないと…。





「無理に話さなくていい。
急かすことじゃないし、俺は珠実の準備が、気持ちの整理がつくまで待つから。

だから抱え込まなくていい。
辛いことも2人で分けたら半分になるだろ?
いつでも待つから。自分を追い込まなくていい」






「ふなつ……くんっ……」





ギュっ





家の外で人目に付く場所だけどそんなの関係ない。

私はこの人が好き。大切な私の理解者。
芙夏君なしでは生きられない。
大好き…。


だから話したい。
私の過去を、全てを知ってもらいたい。