純平は横に座る私の方を向いて目を見て話してくれる。
今まで辛かったこと、傷ついた気持ちが全部はれていくような気分だ。
でも純平は言葉を止めて、立ち、ドアの方へ向かった。
なんだろう??珠実は…の後は何?
ガチャ
「うわぁ!」
ドアを開けると耳をドアに当てて盗み聞きしていたであろう心愛と杉浦君。
そして後ろで呆れた顔でため息をついてる芙夏君の姿があった。
「ご…ごめんなさい………」
「珠実と………心愛。
君たちは僕の大切な……大切な友達だ。
俺の……命に代えても守らなきゃならない大切な人だ。」
「っ……________」
「昔も今も……変わらないよ………」
そうして純平がベッドの私の元まで戻って来て頭を撫でてくれる。
涙が出る。
純平にとって、私と心愛のポジションは変わらないんだ…。
何日何ヶ月何年経っても、それは変わらないんだ…。
「じゅんぺっ………っ……____」
嬉しい。
純平が今でも私たちを大切に思っていてくれてることが。

