「帰れ、ここはお前のいるべき場所じゃない」
純平の重い言葉がのしかかる。
「帰らない……教えてよ……。
なんでここにいるの?どうして……」
「帰れ!!!!!!!!!!!」
「嫌っ!!!!!!!!!!!!!!」
純平と珠実の声が交互に響き渡る。
「嫌だよ……心愛は知ってるんでしょ?
全部……もう嫌だよ…。
私だけ……私だけ知らないのは嫌だよ……。
私も2人の大切な友達でしょ??
私だけ……私だけ仲間はずれにされるのはもう嫌だよ!!!!!」
「珠実……」
そんな風に思ってたの?
自分だけ知らないって……。
「私はもう弱くない。
あの時は確かに受け入れられない事実だったのかもしれない。
純平にされたことだって…あの時の私は…耐えきれなかったけど……。
今は違う!!!!
あの時の私は純平に頼りっぱなしで、純平がいないと何もできない弱虫だったけど……。
今なら!ちゃんと受け止めれる、純平の抱えてる闇からも逃げたりしないから!!」

