どこで集めたかわからない写真ばかりだ。
裸の写真、父親にDVを受けているときの写真、ざっと200枚を超える写真を俺はある時に見せられた。
『こんなこと付き合ってるなんて、芹澤の名に泥がつくわ』
『今すぐ別れるのが、薗花珠実のため、純平様のためでございます』
『純平が言うことを聞かないと言うのならこの写真、漏洩しても構わないのよ』
完全なる脅しだった。
与えられた期間は2週間。
その間によく考えろとのことだった。
そして最後に言われた一言が、一番腹が立った。
『薗花珠実じゃなくて神崎心愛となら交際を認めてあげたのに…。
可哀想ねえ、薗花珠実。
親友に彼氏を奪われちゃうなんて』
俺は初めてその瞬間に母親に手を上げた。
耐えきれられなかった。
珠実と心愛の仲を切り裂くつもりなのか。
俺の大事な二人の関係を…。
それからは二人を少しずつ避けるようになった。
それと同時に、調べたいことがあった…。
多くあった写真の中に、家の中や外の写真だけじゃなく、学校内の写真があったこと。
おかしい、うちの学校はただでさえセキュリティーが高くて有名。
いくら金持ちの母さんだからってやすやす入れてもらえるものじゃない。

