「お前謝る気あんのかぁー?」
腹立つなぁこの人たち。
ぶつかってきたのはそっちが悪いんでしょうが!
いつの間にか私たちはチャラ男集団に囲まれていた。
「心愛……」
杉浦が危険を察知したのか私を杉浦の体の後ろに行かせてチャラ男たちからかばってくれる。
「杉浦………」
「なんだよこの男!」
「いきってんじゃねーぞ彼氏さん」
チャラ男たちは熱が上がってきたのか加減を知らない。
今にも殴りかかってきそうな勢い……やめてよ……。
すると何かの糸が切れたかのようにチャラ男たちが杉浦に殴りかかってきた。
杉浦も構えて立つ。
やだよ…怪我なんてしないでよ…
チャラ男たちはざっと6人はいる。
勝てるはずないよ……。