地味女と優しい王子の共通点







それ以上に熱を上げていくキスが私を壊す……。





「ん………」






私を割って入る杉浦。
私の中で暴れて、私はもう立ってられず、杉浦に支えられてる状態。





ガクッ






足がもうもたなくて、ついに折れてしまう。
ヤバイ………こける…。



頭が朦朧としてて、何も考えられない。





そこを、杉浦が抱きとめてくれる。






「ごめん……ついはまっちまった。」





優しく抱きしめてくれる杉浦。
本当にできた男って感じ…。






「ううん……嬉しい……//」






そうしてまた唇が近づいてきた…

またしちゃうんだ……//





そう思っていると……





「こ、心愛⁉︎」





「バカ!」






この声は………







「たっ……珠実⁉︎」






道の先には口を大きくあけ、目も大きく見開いて立っている珠実と白い王子の姿があった。


そうだ……珠実の帰宅ルートと私の帰宅ルートは同じだった……。