「ここは星も月も噴水も全部いっしょくたにして見れるスポットなんだ。
花もあるし、春はここは桜が咲くんだ……。」
「そうなんだ………。」
「さっきはあんな強引になってごめん」
廊下でのことをいってるのかな?
「謝らないで……私も……嫌じゃなかったし…………。」
「………今そういうこと言うの禁止な……」
今まで顔を見合わせて話していたのに、いきなり芙夏君が片手で顔をかくした。
「 今は我慢するから……許して」
「うん………//」
改まって言われるとドキドキしてすごく恥ずかしくなる。
「芙夏君のお母さん…すごく明るい人だね!」
若々しくってすごくハツラツな芙夏君のお母さん。
芙夏君が昔怪我をしたときに心配してくれる人がいなかったって言うけど……
あんな優しいお母さんがそんな冷たい人なのかな?

