「まぁまぁ、……」
周りは唖然としてるけど無視!
「じゃぁ麻紀、帰るよ」
「え……もう帰っちゃうの?」
さっきまで不機嫌そうにしてた麻紀がいきなり悲しそうな顔をする。
「うん、薗花のことキモい目で見てるやつ多すぎて俺が絶えられないから」
「なるほどねぇー」
俺の言葉に母さんが同意する。
「蒼要……本気なの?」
「本気だよ?」
麻紀に聞かれてすかさず答える。
「大事にするんだぞ、蒼要」
父さんがそんなことを言ってくる。
「当たり前」
そう言って俺は薗花の手を引き、パーティー会場を去っていった。
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