「あっ!いえっ!そのっ!
緊張っ……します!//」
薗花は顔を真っ赤にしてテンパっている。
なににそんな顔を赤くしてるんだ?
「たまちゃん顔赤いわよ?大丈夫⁇」
母さんが抱きつきながらも心配そうに尋ねる。
「あっ!これは……//
おっ……お母様が綺麗すぎて……//
抱きつかれるとすごく恥ずかしいです//」
「きゃーー!なんて正直な子なの!
もう本当にたまちゃん気に入っちゃった!私の嫁にしたいわ!」
薗花がいうと本当に素だから怖い……。
30のおばさんにそんなこと言ったら調子のるっつーの。
てかそろそろ母さんも薗花に触るのやめろよ!
俺は我慢できなくなって、薗花の腕を引っ張り母さんから引き離す。
「あっ、もう。なにすんのよ蒼要」
「俺の薗花だから母さんであっても気安く触らないでくれる?」
「………」
母さんだけでなく周りにいた麻紀や大成さんや父さんまで静かになる。
「蒼要はたまちゃんにゾッコンなのねー」
片手を口に当ててニヤニヤしながら言う母さん。
なんかむかつく。
「そ、絶対誰にも渡さねぇ、」
そして薗花を抱き寄せる。
言われるまでもなく薗花の顔は真っ赤だ。