地味女と優しい王子の共通点






「蒼要様お久しぶりです。」




「君は……」




次に話しかけて来たのは、街詰の娘の茉由と、息子の紫苑か。
紫苑……随分薗花にベタベタしたやつか…




「街詰 茉由でございます。」




「街詰 紫苑です…」




「珠実、久しぶりね」





茉由が薗花に声をかける





「お久しぶりです!
お元気そうで何よりです!」





「あなたが来ていると聞いて飛んで来たのよ。
まさか芙夏様の彼女だったなんて…」





「………//はい………」





「末長くお幸せに……それでは」





そういって茉由は去っていった





「紫苑様もお久しぶりです」





「あぁ……」




こいつ……薗花のこと好きなのか……?





「また遊びに来いよ」





「はい!ぜひ行かせていただきます!」





「じゃぁな……」





そう言って紫苑も去っていった。





「……芙夏君って……おぼっちゃまだったんだね?」





そうか、俺、薗花にいってなかったのか…