「ばーか、危ないだろ。
走らなくても大丈夫だから……」
「ごめん………。
芙夏君見つけたら、早く会いたくなっちゃって……」
「………//」
本当に薗花は不意打ちがすごい。
わざとやってないことはわかってるんだけど、本当に狙ってきてるんじゃないかと思ってしまうほど薗花の言動は俺を惑わす。
「芙夏君?」
「いや……なんでも……」
それにしてもドレス似合いすぎだろ……
シンプルなのにそれを着こなす薗花。
体のラインもしっかりでてて、服が薗花を生かしてるというより、薗花がドレスを生かしてる。
「なんかね、ここに来るまでにすごく色んな人に見られて……すごく恥ずかしかった…。
なんかついてるかな?」
「………」
それはお前が可愛すぎるからだっつーの。
それに気づいてない薗花はやっぱり天然だな。
「綺麗だよ……薗花……」
「っ………//」
一気に真っ赤に染まる薗花の顔。
そういうとこが可愛いんだよな…

