ザワザワ……
ん?なんだか周りが騒がしくなってきた?
「あの綺麗な娘はどこの娘だ?」
「あんな子見たことがありませんよ…」
「隠し子か⁉︎」
「麻紀様のお友達じゃぁなくって?」
「麻紀様よりはるかに綺麗だろう…」
「そんなことをここで言ってはなりませんわ!」
そんな声が口々から聞こえる。
薗花が来たな…
と思ってニヤニヤしてしまう反面、
エロじじぃたちにもキモい目で見られてると思うとムカついてくる。
「!」
薗花と目があって、薗花がこっちに走ってくる。
可愛らしいな……。
でも……鈍臭い薗花のことだから……
パタパタパタパタ
ヒール履いてるのに!
あのバカ!
「うわっ!」
俺の予感はあたり、薗花はつまづいてこけそうになる
そして隣にはニヤニヤしたエロジジイ!
薗花に触っていいのは俺だけだっつーの!
慌てて走ってエロジジイと薗花の間に立って薗花を抱きしめる。

