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ごはんの後もたくさんの場所を回って、時間が過ぎるのは早いもので、もう18:00を回ってるみたい。



もうすぐ閉園なのかな……


私と芙夏君の会話も次第に少なくなる。


お客さんもだいぶ減って周りには誰もいない。




「みて、薗花」





悲しくなって俯いてたところを芙夏君に呼ばれ顔を上げると……。






「わぁ………綺麗……」





そこは長い水槽のトンネルだった。



向こう側は外につながるのか真っ暗で先が見えない。
水槽と魚だけが青く光ってとても綺麗だ。




「いこう…」





私は頷いて歩き出す。
でもこれを全部いったら終わりなんだよね。
と思って少し泣きそうになっているといきなり芙夏君の足が止まる。





「……芙夏君?」





不思議に思って声をかけるけど応答なし。

今はトンネルを半分くらい進んだところだ。