アナウンスの人が大声で言うものだから客席では大喝采だ。
「……なんで薗花は鼻で俺は口なんだよ……」
「あはは……」
芙夏君も私と同じタイミングでキスをされたみたい。
口に……。
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色んなことがあった午前だったけど、今は2人でお昼を食べていた。
「とんだ大惨事だ」
「大惨事って……いいじゃない!滅多にしてもらえないんだよ?」
「嬉しくないって……」
私の言葉に芙夏君は苦笑い。
そんなにアシカとのキスが嫌だったのだろうか。可愛いのに。
「キスされた口でごはん食べてると思うとなんか気持ち悪い……」
「ここのごはんすごく美味しいよ?そんなこと忘れようよ!」
私たちが来てるのは水族館の中にあるバイキングのお店。
数が多くてすごく美味しい。
「ま、薗花が喜んでくれたなら良かった」
すごく笑顔で言うものだから、こっちが照れてしまう。
そう思ってうつむいてると芙夏君がいきなり名前を呼ぶ。
何かと思って顔を上げると
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「っ…………//」
いきなり芙夏君の顔が迫って来たかと思ったら鼻にアシカのようにキスされた。
「薗花にアシカが触れるのってなんかむかつく……」
なんて言ってそっぽを向く。
アシカと違って、芙夏君にキスされたら……身体中が熱くなる……。
私も芙夏君の口に??
そんなことできるわけあるか!

