「この魚可愛いー!」
「エイとかの方がでかくてかっこいいじゃん」
「それはまた別だよ!」
他愛もない話をしながらゆっくり進んでいく。
そのときもずっと手は繋いだままだった。
「芙夏君!イルカショーだって!見に行こう!」
「いいよ」
私が芙夏君の手を引っ張って進んでいく
「そんなに急がなくても大丈夫だって」
そう笑いながら私に言う芙夏君。
「だって楽しみなんだもんー♪」
「あなたたち!」
不意に声をかけられ立ち止まる私たち。
イルカショーをするメイン会場に出る扉の前で止められる。
話しかけてきたのは……従業員のお姉さんかな?
あとカメラを持った男の人もいる。

