芙夏君が私の家に久々にご飯を食べに来た次の日から、芙夏君は本当に忙しいようで、
授業が全部終わったら間髪入れずにすぐに帰るそうだ。
メールもその日以来来ないし……
なんでそんなに忙しいんだろう…
芙夏君に会いたいな………
「珠実元気なさすぎー!なにかあったの?」
「え……いや……別に……」
「え…………いやいや、何もないって顔じゃないよ?」
心愛が心配してくれてるけど芙夏君がいないことの方が気になって上の空になる。
「もー!人の話聞いてないしー」
心愛が呆れて自分の席に戻っていった。
芙夏君……今日も忙しいのかな……。
まともに顔も合わせてないや……。
いや、私と芙夏君の関係って元々そんなものなのか…そうだよね、彼女じゃないのに毎日顔合わせてたら図々しいよね……。
適当な理由を探そうとするけれど、むしろ悲しくなるだけだった。