「………もう少しだけ我慢して……」





「えっ?」






そういうと芙夏君は私から離れる。





「ということで今日は帰るな!
土曜日……絶対予定明けとけよ!
あと、俺明日から少し忙しいから土曜日まで会えないかも。

夜ご飯も食べに来れない…」






なんかたくさんいわれて混乱気味の私を置いて、次々に口走る芙夏君。






「じゃ!また明日なー!」





バタン






私に見送るために立たせる間も無く、芙夏君は部屋からでていった。




そしてその後玄関のドアが開閉する音が聞こえた。





本当に帰っちゃった……。