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しばらくして、もう一度買い物に戻ることになった。





「ええっ⁉︎
知り合いの財閥のお嬢様の誕生日会で渡すプレゼント⁉︎」





「そ、3日前くらいに珍しく両親が帰って来たなーと思ったら、土曜日の取引先のお嬢様の誕生日パーティーに出てくれってよ。」





「財閥のお嬢様の……誕生日パーティー……」





「なんか、両親が都合悪いらしくて…。
それになんか俺に来てほしいって言ってるらしくて、強制的に。


プレゼントさすがにないのもジェントルマンとしてあれだろ?」





と笑いながら言う芙夏君。





「芙夏君ってそんなにおぼっちゃんだったんだ……」





「え?何言ってんの?
俺そういうのじゃないから。

いつかは継がないといけないことはわかってる…


でも俺は普通の男子高校生として過ごしたいから。




特に、薗花にはそういう目で見てほしくないな。」





そういう目って……街詰家の紫苑様とかに対する見方とかかな?