「何か不安?」
「べ……別に……」
やだ……私なんか……変。
芙夏君が誰のプレゼントを買おうが私には関係ないのに…。
「思ってること話して……
じゃないと離さない。」
芙夏君にギュっと手を握られる。
話してって言われてもこんなわたしのわがまま……。
「お願い、薗花。」
「…………わからない……の………。」
「なにが?」
こんなこと話しても迷惑になるだけなのに……止まらない。
「嫌……なの……。
ふ……芙夏君が……知らない女の子にプレゼントを選んでるのを……手伝うのが…」
恥ずかしい、なんで私はこんなこと思うんだろう。

