「俺………。」
言いたいことはわかってるのになかなか言い出せない。
目すら合わせられないなんてなんて情けないんだろう。
俺ってこんな小心者だったんだな……。
まだ、このことを言って薗花に嫌われたらどうしようと心の中で思ってる。
ギュッ
「っ…………」
薗花の手に重ねていた俺の手の上に薗花がもう片方の手を重ねて握る。
そして俺が驚いて顔を上げると、横にいる薗花と目があった。
「……………………」
「怖かった。
芙夏君に……もう話しかけられてもらえないんじゃないかって……」
「薗花!!!!!!!」
「っ………………はいっ………」
「俺………ごめん………」
「な……なんで芙夏君が謝るの?」
「俺……お前のこと………傷つけた。
俺の……俺のせいで……」
俺の薗花の手を握る力がこもる。

