「薗花は嫌い?俺のこと……」
「嫌いなわけ……ないです………」
「なんで敬語なの」
「だって………だって!
会えると思わなかったんだもん。
芙夏君がまたここに来てくれるなんて……」
「もともとここは俺の場所…。」
「わかってるよ………」
キーンコーン〜♪
「芙夏君……チャイムなったよ……」
そう言う薗花だったけど、動く気はなさそうだ。
「もう少しこのままで……いさせて。」
「……うん………。」
そうして2人で授業をサボることにした。
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「お母さんがね……芙夏君が来なくてすごく寂しがってるよ」
沈黙に耐えきれなくなった俺は、ソファーに座るように促した。
ソファー2人で座るには思った以上に狭く、少し動こけば肩も触れ合う状況だ。
それに俺はまだ謝ってない。
早くしないとな………。
「また…来てね?」
薗花は何も考えてないだろうが、そんな風にしたから顔を覗き込まれると、俺の理性も保てない。
「あぁ、」
そう言って俺は覚悟を決めた。
そして、となりにある薗花の手を握る。
薗花はびっくりして少し震えた。
「芙夏君?」

