地味女と優しい王子の共通点






「ふっ、芙夏くん。あの…」




「なんでメガネ外したの?
どうしてあの外見をやめちゃったの?」





芙夏君、怒ってる⁉︎

なんで⁉︎怒らせちゃうことってした⁇


でも彼の口調が彼の心を表していた。





「なんで……。」





なんでって言われても……。
芙夏君に見てもらいたかったとか言えないし……。


そう思う間に頬があかくなっていく……。




「へー、」





………芙夏君?
私はいつもと違う芙夏君に動揺が隠せなかった。




「あの……」





「お前も結局、他の女と変わらなかったんだな」





「…………へっ⁉︎………何が………」





「好かれるためなら外見利用して寄って行く……。

何?俺にその外見がうけたから、他の男にも通用するか見たかったの?」





何を言ってるの⁇
これは芙夏君?





「見損なったわ、お前のこと。」