お見合いがあることを言われた日と同じ日に告白現場を目撃したとか言ってなかったっけ?
すごい落ち込んでたよな、こいつそれで。
「そんなこと忘れたってことにしておく。
すげぇ傷ついたけど、どっちが告ったなんかわかんないし!
とりあえず俺はあの子に話しかける!」
圭馬は前弱気だったのが嘘のようだった。
応援してやるじゃん。
「そういう蒼要はどうなんだよ。
たまちゃん。あーんなに可愛くなっちゃって。
まぁ元から可愛かったんだけど。」
確かに。
圭馬は可愛い時の薗花にしか会ってないからメガネだった時の薗花を見て驚くわな。
「わかってるよ、」
「何もわかってないだろ⁇
でもさ、一つ思うんだよなー♪
女かわ可愛くなる時ってどういう時かわかるか?」
女が可愛くなるとき?
俺は圭馬みたいに女と遊んでたことなんかないからわからない。
そう思って首を左右に振る。

