そういえば言ってたな。
こいつの家もまぁ財閥だから怪我とかしたら俺みたいに怒られたんだろう。
でも一番初めにそう言う女の子が心配してくれてたら他の人に怒られようが何も思わないだろうな。
泣きながら処置してくれたって、よほど怖かったんだろう。
なのにまた一人になる方法選んで薬局行くってすごいな。
「そっからは俺、女と遊ぶとかやめた。
告白も全部断るようにした。
あの子が絶対この学園の子だって知ってたから、俺が遊んでるやつなんて思われたくなかったし」
これだけ圭馬の心を変えさせた奴が薗花の友達って、すごい運命的じゃね⁇
運命的とか言ったらすごく痛い奴に見えるかもしれないけど。
相手が圭馬のことを覚えているかは別として、やっと探していた人が目の前にいるんだ。
よかったな圭馬。
「あれ、でも前にも見たんだよな?
告白されてる現場…………」

