あー、一回裏庭で告白されてるの見たって子だよな。
「薗花の隣にいる子?」
多分薗花がいつも仲良くしてる奴だと思う。
「うん!あの子‼︎
ずっと探してた子……」
圭馬はすごく嬉しそうだった。
そうだよな、やっと会えたんだもんな。
何で好きになったって言ってたっけ⁇
「たまちゃんの友達だったんだ…。
たまちゃんにメールして色々きこっかな!」
メアドも知らないくせに何を言う。
「でも絶対俺のことなんて忘れてるよな…あーー!どーしたらいいんだ!」
「なー、……。
俺があいつの名前くらい聞いてやってもいいけどさ、圭馬とあの子の出会い…てか、好きになった理由ってなんだっけ?」
「俺、何回か話さなかったか⁇」
聞いた気もするが忘れました。
「まぁどーせ忘れたとかいうんだろーな、お前は」
圭馬にはお見通しみたいだ。

