「たまちゃん…同じ学校ってのは知ってたけど…。
だから会わなかったのか…。」
圭馬はメイドのたまちゃんと地味メガネの珠実ちゃんが同じ人で興味津々みたいだが、俺は落ち着かない。
「え、蒼要、顔で好きになったとか言わないよな⁇」
「そんなんじゃない、あいつは俺の支えだ」
いつからこんな臭いセリフが言えるようになったんだろう。
昼になって、圭馬が自販機にジュースを買うのについて来た時だった。
後ろから騒ぐ声が聞こえると思ったら、薗花だった。
そして振り向くと、薗花が瀬良田さんに声をかけられてる時だった。
「薗ちゃん!
やっと学校で会えたー♪
ずっと探してたんだけど全然見つからなくて」
「あ、瀬良田さん‼︎お久しぶりです。
私も学校で初めて見ました」
「それはそれで傷つくかな〜」
やっぱりあの二人も知り合いだったんだな……。
今だなお瀬良田さんが薗花に話しかける。
すると
「蒼要!あの子だよ‼︎
俺がずっと気になってた子!」

